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大衆演芸 篠原演芸場 [演劇]

皆様、SWいかがお過ごしでしょうか?
天気に恵まれて、お出かけ日和が続いてますね。

19日の土曜日に、以前から気になっていた東京の下町
十条にある篠原演芸場に行ってきました。
篠原演芸場とは、貴重な都内に残る二つの大衆演劇専門
劇場の一つなのです。
(ちなみにもう一つは浅草の浅草木馬館)
shinohara_1.jpg
東十条の駅を降りたらすぐに演芸場通り商店街の文字が。
ココを5分くらい歩いていくと、すぐに篠原演芸場が見えてきます。
shinohara_3.jpg
大衆演芸とは何ぞや?
一般的には「旅役者」と呼ばれる劇団の皆さんが、誰でも楽しめる
庶民的なお芝居で娯楽を主体にした演劇です。
途中に歌謡ショーや演舞なども盛り込み、2部から3部構成になって
いる感じです。
劇団は月一で別の劇団に入れ替わり、毎月異なる劇団が公演する
形をとっています。

篠原演芸場では電話予約を受け付けているので、席を予約できます。
入場券は表の券売所で買って(1600円)、予約分(300円)は入場後
の窓口で払います。
そして、ここ注意なのですが履物をぬぎます!
江戸時代からの名残でしょうか...。
入口に入るとこんな感じ。
shinohara_8.jpg
座席はなんと座椅子です!畳にずらっと座椅子がならんでる様が
かなりビックリします。
左側にちゃんと花道もあります。2階席もあり、意外と大きな館内
でした。
shinohara_2.jpg
今月の公園は「橘劇団」でこちらも業界では大御所の劇団とのこと。
12:30~16:00の昼の部を見に行きまして、これも満員御礼状態!
上演中は撮影禁止なので、写真はありませんが、人情劇あり、演舞
ショーありのあっというまの3時間。
http://www15.atpages.jp/shinoharaengeki/shinohara.htm
初めて恐る恐る大衆演芸を見ましたが、思った以上に面白くかなり
見入ってしまいました。笑いあり、涙あり、芸の力って凄いですね~。

公演が終わったあとは、劇団員みなさんでお見送り。
shinohara_4.jpg
この観客との距離の近さがいいんでしょうね。

この21世紀に旅芸人の皆さんが元気に活躍されてることが、とても
新鮮な驚きでした。江戸時代から続いてる、大衆演劇文化。
これからも続いていってほしいです!
いまのテレビや映画などが失った、娯楽の原点がここにあります。

十条の奥深さはまた次回につづきます。






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カラマーゾフの兄弟 [演劇]

なんでいきなりドフトエフスキー!?
劇団俳優座の新春公演「カラマーゾフの兄弟」を観に行ってきました。
場所は六本木にある俳優座劇場、六本木って何年ぶりかしら?

ロシア文学の代表作「カラマーゾフの兄弟」は、文庫本でなんと上中下巻という
ビッグボリュームなので、残念ながら今だ未読・・・。
当然、「罪と罰」とか「白痴」なんかも読んでませんが何か?

ざっくりとあらすじを書いてしまうと、ロシアの地方成金であるヒョードル・カラマー
ゾフという好色無類の没落貴族と、その3人の息子たち(正確には4人?)の間で
繰り広げられる激情と没落、再生の物語です。
グルーシェンカという美しい女性を巡り、父ヒョードルと長男ドミートリィは対立を
深め、やがて忌まわしい事件が三人の息子たちに襲いかかります。

事件の要となる私生児のスメルジャコフ。
こちらを演じられた役者さん(河内浩さん?)はナカナカ素晴らしかったです。
そしてもっとも舞台で光っていたのは、魅惑の女性グルーシェンカを演じた安藤
みどりさん!  

演劇は初心者なんですが、やっぱり生の演技ってオモシロイですね。
物語の骨子に触れるような感覚があって、映画とはまた違った良さがあります。
DSC_0432.JPG

帰りに東京ミッドタウンの「千里馬 南翔小籠」で贅沢してしまった・・・マイウー!
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レ・ミゼラブル [演劇]

前々から観たいと思っていたミュージカル「レ・ミゼラブル」。
金曜日に休みを取って、はるばる帝国劇場まで行ってきました!
無論、ジャン・バルジャン役は別所哲也&エポニーヌ役に新妻聖子の
ゴールデンキャストデーを狙っていきましたよ。
初演からなんと20年の歳月を経たこの作品の完成度は素晴らしく、演
者のクオリティーと相まって、3時間鳥肌立ちっぱなしの興奮を味わえる
のです!

まるで精密機械のように、どのシーンも見入ってしまう素晴らしい演出。
すごい練習を積み重ねての成果なんでしょう・・役者だけでなく照明や
演奏のメンバーも一糸乱れず完璧な仕上がりでした。
remize.JPG

それにしても、1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を強いら
れるなんて恐ろしい時代ッス。罪人として世間を憎んで生きていたジャン
・バルジャンは司教の慈悲に触れ、聖人としての道を歩み始めます。
この物語に出てくる登場人物は皆、苦しい人生を歩んでいるものばかり
ですが、愚直に明日を信じて生きています。
対照的な生き方をするティナルディエ一家も、混沌とした社会を掻い潜り
あざとく財をなしていきます。
それもまた人生・・精一杯に生きる人間たちは、どんな姿であれ美しいの
です。
っと感動一杯な傑作ミュージカル「レ・ミゼラブル」、他の出演者での舞台
も観たくなりましたよ。

新妻ちゃんって、スゴイ歌も演技も巧いですね♪惚れちゃいます。

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