あまちゃん

８月くらいから密かにハマってしまったNHK朝ドラ「あまちゃん」。
今や平均視聴率が過去最高の23.9％を記録するなど、一大
ブームとなっている朝ドラです。
主演の能年玲奈の可愛さもさることながら、我々世代には懐か
しい小泉今日子、薬師丸ひろこなど往年のアイドルが活躍する
姿をみると胸に熱いものがこみ上げます（笑）。

脚本はなんと宮藤官九郎！NHKの朝ドラとは無縁の脚本家と
いうイメージですが、これがオモシロイ。
意表をつくストーリー展開、非常に心地よいテンポ、そして笑い。
それらが絶妙のバランスなのでついつい虜になってしまいます。
特に脇を固める俳優陣は個性的な方々がおおく、「大人計画」の
役者陣初め古田新太、小尾としのりなどクドカン作品にお馴染み
のメンバーも参加。
いつもの朝ドラと一味違うイメージを醸し出しています。

物語は終盤にさしかかり、来週からは主人公の故郷岩手が震災
に見舞われる章になります。
今まではコミカルな雰囲気で、主人公アキちゃん（能年玲奈）の
東京でアイドルになるまでの奮闘を描いてましたが、震災の章で
故郷北三陸（架空の街）が壊滅的な被害を受けてしまい、自分
がこれからどう生きていくかを悩むシリアスなストーリーになって
いくのかと思います。

個人的には海女クラブの面々や北鉄メンバーが集まる「スナック
梨明日」でのやり取りが大好き。
事細かにプチネタをはさみ、カメラの範囲全体で笑いを作る手法
は、まるで寅さんの「とらや」の一幕みたい。
特に渡辺えり＆木野花のゴールデンコンビは素晴らしい。

来月には最終話を迎える「あまちゃん」。
これからのクライマックスに向けて目が離せません～。

キョンキョンの若い頃役の有村架純・・・ツボです。

孤独のグルメ

皆さまどうお過ごしですかGW？
やっと大型連休が始まりました。

最近夫婦内で流行っているドラマ「孤独のグルメ」。
たまたま再放送（ずいぶん前ですが）で観てすっかりハマって
しまい、ついにDVDまで購入してしまいました。

どんなドラマかと言えば・・・「中年のオッサンが昼飯を食うだけ」
というユルユルの内容なのです（笑）。
何が面白いの？と思われるでしょうが、主人公が食べ物を口に
運ぶ際、心に浮かぶモノローグが非常に面白くてついつい共感
しちゃうんだな。
訪れるお店はすべて実在しているお店で、どちらかといえばB級
な感じの店ばかり。
主人公がお酒の飲めない設定ということで、食べるものはガッツ
リの食事系。
選ぶお店もちょっと懐かしめの「昭和感」たっぷりな場所ばかり。
作り物でない、リアルな店内で繰り広げられる孤独な一人芝居
がオモシロイんですよ。


主人公の「井の頭五郎」を演じるのは松重豊さん。
松重さんと言えば、深夜食堂の竜ちゃんにも代表されるように、
コワモテの役が多かったと思いますが、今回は割とコミカルな普
通の中年を熱演。これがまた、いいんだな。

思わずハマってしまうモノローグはこんな感じ。
・駒込の煮魚定食の巻↓
「煮魚ってなぜこんなに白いご飯に合うのだろう」
・鷺ノ宮のロースにんにく焼きの巻↓
「おかずがいいとご飯がうまい」
・沼袋のわさびカルビと卵かけご飯↓
「焼肉は順序だ。頼むダンドリで勝敗が決まる」
・三鷹市　コロッケとブリ定食↓
「コロッケにソースかけるときってワクワクする」
などなど。

おかげで、自分もご飯を食べるたびにモノローグしてしまう始末。
「こんな飯が俺にはお似合いだ」とか「おいおい、これご飯に最高」
とか、ひとり井の頭ごっこして楽しんでます。

紹介されるお店は、実際に地元のひとに長く愛されている名店ば
かりで、常連さんが愛している「オススメ」が紹介されるのも楽しみ
のひとつ。みてるとお腹が減ってくるキケンなドラマなんですよね。

「焦るんじゃない、俺は腹が減ってるだけなんだ」　ｂｙ井の頭。

深夜食堂

BSのTBSをみていたら、たまたま見つけてしまったこのドラマ。
噂は聞いていましたが、今まで見たことがなかった「深夜食堂」。
その完成度の高い映像と、素晴らしい役者陣に支えられた物語
は、とても30分のドラマとは思えない濃厚さ。
まるで映画を一本見おわったような満足感を得られる、このドラ
マにすっかり魅了されてしまい、残りの全話をすべて見たい！と
いう欲求に駆られてDVDセット全巻衝動買いしてしまいました！

地上波では2009年10月に深夜番組として放送され、その二年
後の2011年10月には第二部が放送されました。
物語は新宿のゴールデン街あたりにある深夜12：00開店の小さ
な食堂が舞台。お店のマスターを演じるのは、名優小林薫。
メニューはトン汁のみですが、その日の具材でできるものならマス
ターが何でも作ってくれるというのがミソ。
この店に集う癖のある常連客たちが引き起こす、様々なエピソー
ドを一話一話丁寧に描いていきます。

この常連さんや、ゲストの役者さんが豪華。
・長年ゲイバーで働いている小寿々（綾田俊樹）
・ヤクザ者の竜（松重豊）
・忠さん（不破万作）
・刑事の野口（光石研）
・小説家の鈴木（吹越満）
・おレン（馬渕晴子）
・おレンの息子（宇梶剛士）
等々、ほかにも様々な女優、俳優達が出演しています。



監督には、松岡錠司、山下敦弘、小林聖太郎など映画監督として
活躍されている方々を起用。
それぞれ演出にも味があり、非常にクオリティの高い映像が楽しめ
ます。一話一話がショートムービーのようです。
描かれる人々はストリッパーやヤクザなどのアウトローだけでなく、
芸能人や会社員など様々。

食堂を舞台にしている物語ですが、料理が主役ではなくドラマの軸
となる人物の好物にまつわる思い出や、生き方みたいなものをメイ
ンに描いているので、それほどビックリするような料理はでません。
どちらかというと、懐かしい料理や、なんとなく表舞台には出ない料
理（猫まんま、バターライスなど）が多く、料理番組として見てしまう
と裏切られるかも。
とはいえ料理の監修を行っているのは「かもめ食堂」でも有名な飯
島奈美。どの料理も美味しそうなんですよ！

久しく出会えなかった「大人のファンタジー」。
今後も続編もみたいけど、クオリティを維持できるのかが課題かな。

マスター、ブリ大根できる？

タイムスクープハンター シーズン４人気投票

ついに終わってしまったシーズン４。
ラストに向かうにつれ、内容がハードになってましたね。
「爆裂！海賊島の戦い」では今までにないほど、激しい内容
で気づけば屍の山。
戦国時代って、恐ろしい世界だったんだな。
シーズン４は奈良時代から大正時代まで幅広くリポートがあ
りましたが、今シーズンでオモシロカッタと思うのは下記の２
話。

「緊急警備！ 辻(つじ)斬りを阻止せよ」
羊たちの沈黙か！と思わせるビックリクライマックスシーン。
なかなか痛快でした。

「見せ物 カッパ珍騒動！」
明治の人々ってユーモアにあふれていたんだな～。
現代の人よりも心が豊かだったのかも。

そしてただいまHPではシーズン４人気投票実施中です！
http://www.nhk.or.jp/timescoop/



最終話ラストシーンでは何が起こったのか？！沢嶋の運命は！

追伸：人気投票の結果、「緊急警備！ 辻(つじ)斬りを阻止せよ」
がトップになりました♪

タイムスクープハンター シーズン４

またも更新が遅れ、GW突入・・・。
すみません、4月は忙しく気が付けばアッと今にこんな時期に。
でもこれだけは書いておきたい、それはタイムスクープハンターシーズン４
が放送中ってこと！
4月から30分番組として復活。シーズン３では45分だったのでちょっと急ぎ
足で物語が進む感じ。

また今回もリアリティを追及した映像が素晴らしい！
いまのところ放送されている「江戸おなら代理人」とか「見せ物 カッパ珍騒動」
などは、今までよりも庶民の生活に焦点を据えたストーリーとなっていて、な
かなか楽しめました。

来週からは「緊急警備！ 辻(つじ)斬りを阻止せよ」って題名なので、ちょっと
スリリングな展開になりそう。
けっこう毎回ドキドキさせられるんですが、どんなピンチでも冷静な要潤演じる
沢嶋の姿が素敵。
タイムスリップって、考えてみるとかなり危険な行為なんだな。
沢嶋以外のジャーナリストで、殉職した人とかいるのかしら？

なんて考えちゃった人にはこのオフィシャルブック↓

昨年7月に発売されてますが、なんとこの4月に電子ブック版が発売！！
タイムスクープハンター
タイムスクープ社オフィシャルブック
名もなき歴史の主役たち　電子版
4月12日発売　定価1300円

http://dev.tvlife.jp/info/book/?p=660

古橋がシステムをシャットダウンする際、クイッと右手を回すところが好き♪

タイムスクープハンター

たまたまテレビのチャンネルを回していた時に見つけてしまった、超オモシロTV番組。
それがNHK「タイムスクープハンター」です！
どんな内容か申しますと、未来から来たレポーターが過去の人々に密着取材を行い、
その時代の風俗や人々の営みを紹介していくという番組。
それだけ聞くと、まるで出来の悪いバラエティのコーナーみたいに思えるかもしれませ
んが、これが物凄いリアリティで作られているので、本当にドキュメンタリーを見ている
ような錯覚を覚えてしまいます・・制作側のコダワリは半端じゃない。

未来から来たレポーターを演じるのは"要潤"、なかなか未来人の雰囲気があってよい
感じ。彼は過去の時代にタイムワープし、特殊な交渉術を用いて過去の人々に密着取
材します。その特殊な交渉術って何なのか？うーん気になる。
彼を送り込んでる機関は「タイムスクープ社」という会社（？）で、過去の取材を行いその
内容をアーカイブ化することを目的としています。
このあたりの設定も良くできているので、歴史紹介番組というよりはSFに近いような気
がしちゃいます。
取材を受ける過去の人々は、歴史にまったく名前を残していない普通の人々。
しかし、実は名もなき人々がこの日本を支えてきたんだなあ、と深いことを考えてしまう
ほど、この番組は良くできていますよ。

取材はその時代の風俗や世相を紹介するだけでなく、取材対象の人が巻き込まれる事
件や争いなども密着していきます。なのでレポーターも危険な状態に陥ることもシバシバ。
紹介される人物は架空の人物なので、基本は社会背景を忠実に再現したフィクションな
のですが、その俳優陣のレベルの高さに毎回脱帽です。
ちなみに丁髷も本当に頭を剃って結っています！細かいディティールだけでなく、演技の
質も皆高いので、のめり込んで見てしまいます。
ドキュメンタリー調の作りなので、とっさの動きにカメラがついていかなかったり、逆光で顔
が暗く写っていたりなど、細かい演出がまたニクイ。

フィクションをレポートを用いた手法で描くドラマは今までもあったと思いますが、それにし
てもここまで完成度の高いものはなかったと思います。
毎回まるで映画をみているようです。
残念ながら、今サードシーズンも次回放送で最終話となるそうですが、是非ともシーズン４
をお願いしたいです♪


以上、タイムアウトします！

バイオニック・ジェミー再び

なんかＡＸＮの宣伝サイトみたいになってしまいますが・・。
この8月からＡＸＮで放送の始まった「BIONIC WOMAN」、70年代生ま
れには懐かしい「バイオニック・ジェミー」のリメイク版です。
７０年代、“サイボーグ”を扱った作品は多く、「６００万ドルの男」、「サイ
ボーグ００９」、「人造人間キャシャーン」などなど・・あ、仮面ライダーも
かな。
サイボーグとは身体機能の補助や強化を行った人間のことで、もともと
普通の人間であった者が、機械化（？）手術により超人的な能力を手
にできる技術のこと。
「バイオニック・ジェミー」、「６００万ドルの男」などで扱われたサイボー
グ技術は、機械を人間に埋め込むグロテスクな描写でしたが、21世紀
の作品「BIONIC WOMAN」ではバイオ技術を駆使したものになってい
ます。また「力のみ」の強化ではなく、格闘技術などのソフトウェアなど
も“インストール”されているのも特徴。
物語は、自分の意思とは関係なく“超人的能力”を身につけてしまった
主人公ジェイミーが、その力に戸惑いつつも自らの運命に立ち向かって
いくＳＦアクション。
主演のミシェル・ライアンがなかなか素敵。


「BIONIC WOMAN」からちょっと話がそれてしまいますが、サイボーグ
という言葉について・・僕らが子供の頃は「人間の機械化」という概念が、
とても未来的なものに感じられました。
「６００万ドルの男」などで外皮を開いて内部の機械を修理しているシー
ンなど妙に印象に残っています。
でも今見るとなんか古臭さを感じてしまうのよねえ・・何故？
個人的な考えですが、サイボーグという言葉は、高度成長期時代の気分
にうまく合っていたのではないかと感じてます。
追いつき、追い越せ、寝る間も惜しんで働いたあの時代。
生身の人間（感情も含めて）からの脱却みたいなものを求めていたのか
も知れません。

平井和正の「サイボーグ・ブルース」読みたいです・・古すぎ？

バトルスター・ギャラクティカ Season3

Super! drama TVにて、ついに放送開始となったSeason3！
ニューカプリカ占領という、驚愕のエンディングを迎えたSeason2。
物語はサイロン占領下の世界から始まります。
アホ大統領バルターは完全にサイロンの犬と化していて、ニューカプリ
カは闇に包まれた状態です。
カーラはサイロンに拉致されて、サイロン人型レオーベンに求愛（？）
を受け続けています。それで黙っているわけも無いカーラ、食器を使い
レオーベンを秒殺するも、速効でダウンロードされて復活しちゃいます。
ちょっとカーラも壊れ気味・・。
希望といえばチーフ、タイ達のレジスタンス。そして大統領側近となった
ゲータ。それもテロの方法が過激になり、ちょっと不安な感じです。

サイロンの強襲から逃れたギャラクティカ船団は、ニューカプリカ奪還に
戦闘訓練を続けるものの、思うように効果が上がらすアダマは苛立ち気
味。ペガサス艦長となったリーとも衝突してます。
果たしてニューカプリカの人類を救うことができるのか？

それにしても、よく出来た脚本でスペースオペラである部分と、社会ドラ
マである部分をうまく結合していますね。次から次へと人類を襲う脅威、
それに果敢に立ち向かう人々。脅威は人間の内部からも発生し、いった
い誰が敵なのかわからなくなる時があります。
特に気になるのはサイロンの目的ですね。圧倒的な戦力をもってすれば
人類粛清なんて一瞬だろうに。
人間が持っている「何か」を必要としているみたいですね。そもそも何故
人型なるものを作ったのか？人類への潜入工作だけが目的ではなさそ
うです。
ということで、これからも目が離せないSeason3！早く吹替え版も放送
してほしい。
http://www.superdramatv.com/line/galactica//


グレイス・パーク来日してましたね、やっぱり可愛いなあ。

福家警部補の挨拶

そうそう、今年の正月は久々にボーっとテレビを見ていたのですが、
その中で2日放送のこのドラマにはクギ付けでした。
「福家警部補の挨拶～オッカムの剃刀～」、永作博美が警部補役を
演じた不思議な推理ドラマ。
まあ、出演者全てがクセモノ揃い・・蛭子能収 、笹野高史、きたろう、
そして小泉孝太郎 に犯人役で草刈正雄 ！
コメディーペースで話は進んでゆき、途中所々に笑いのネタが散りば
めてあるので、ツボにはまるとすっかり虜になってます。
２時間みっちり目が離せませんよ、ホント。
永作博美の演じる“福家警部補”は、ショートカットに黒縁メガネをかけ
トートバックにスニーカーの出で立ち。出会う人すべてに「警部補？そ
れ冗談でしょ？」と言われるのも納得。
そんなときはこの決まり文句、「冗談ならもっと面白いこと言えます」！
わはは～、面白いぞこのドラマ♪
雰囲気は「トリック」に近い感じかな、でも推理小説としてしっかり出来
ているので犯人を追い詰めるシーンは見ごたえありました。

原作の作者“大倉崇裕”は「刑事コロンボ」の大ファンだったそうで、ドラ
マを見ても納得な感じです。ちょっと原作が読みたくなってきました。
今回はスペシャルドラマでしたが、これシリーズ化しないのかな？

“掛布のライター”大爆笑でした。

アグリー・ベティ

何気に見ていたらハマッテしまった「アグリー・ベティ」。
ＮＨＫでも放送中のようですが、Super drama TVにて毎日放送中のものを
チェックしています。
あらすじは、一流ファッション誌の編集長アシスタントに採用されたベティが、
まったくなじみの無かったセレブな世界に揉まれながらも、知恵と根性（？）
を駆使し悪戦苦闘の毎日を描く純コメディ。
このベティを演じる”アメリカ・フェレーラ”が強烈にブサイクなキャラを演じてい
て、慣れるまでは見ていて痛い感じです（笑）。いや笑っちゃいけない。
でも徐々に、そのひたむきな姿に共感してしまい、いまやその笑顔がカワイ
イとすら感じています！いや、ホント。
ベティ以外のキャラクターもなかなか魅力的で、いつもベティを虐めるマーク
＆アマンダのコンビもなにか憎めない感じでいいですね。
バネッサウィリアムズ演じるウィルミナも凄いキャラで笑えます。

もう一つ興味を持って見ているのが、ワイプなどを効果的に使ったシーンの
つなぎ技。とてもテンポよく物語を見れるのは、このトランジション技が効い
てると思います。　
コメディなんですけど、ちょっとサスペンス的な要素もあって飽きさせないん
ですよね。


ブラッドフォードって、ウィドモア卿じゃないですか！