GOOD BAD WEIRD

久しぶりに映画館に足を運びました。６月以来行ってなかったかも。
公開初日の「グッド・バッド・ウィアード」観ました！うー満員御礼。
韓国三大スターの“イ・ビョンホン”、“チョン・ウソン”、“ソン・ガンホ”の共演も
見ものですが、これがただのアクション映画ではないというのがミソ。
なんとコリアン・マカロニウェスタン！？ちょっとマッドマックス味。
時代は1930年代、満州国を舞台に「清国の財宝」を示したという宝の地図を
めぐって、馬賊、盗賊、賞金稼ぎ、軍隊、ギャングまで入り乱れての血みどろ
の争奪戦が繰り広げられます。

ま、ものすごいガンアクションにバイオレンス描写。“イ・ビョンホン”演じる馬
賊の頭のキレ具合もスゴイのですが、“ソン・ガンホ”もコミカルなキャラなのに
パカパカ人を殺していきます（恐怖のカンチョー殺し）。
ガンアクションのこだわりなのか、使われる銃器は時代背景完全無視！
ワルサーP38が出てくるわ、19世紀のウィンチェスターが出てくるわ・・・。
そんなメチャクチャな設定なんですがCGなしの爆破、格闘シーンはなかなか見
ごたえがあり、有名俳優さんたちをよくもスタントなしでここまで使うなあと感心
してしまいます。今の日本俳優でここまでできる人いないよねえ。
でも、この映画の核心を一文で表すとこれです↓
“チョン・ウソン”を騎乗させウィンチェスターを連射するシーンを撮りたかった！
どうだ、これに尽きるでしょ。
いやーでもカッコよかった、馬を走らせた状態で長銃身のウィンチェスターを回
させるなんて、大したもんです！
身長も大きいので乗馬姿がサマになりますね～。

監督のキム・ジウンはマカロニウェスタンの名作「続　夕陽のガンマン」に影響
を受けて本作品を作ったとのことです。
（「続　夕陽のガンマン」の原題はThe Good, the Bad and the Ugly）
“チョン・ウソン”がイーストウッドの役とはちょっと顔がキレイすぎる感じもありま
すが、体を張ったアクションにシビレます。

脚本とか気にしないで、日頃のストレス発散にドンパチが観たいという方にオス
スメな映画。ムチャクチャ度合いはキル・ビルの足元に及ばない感じなので、そ
んな心配ご無用です。