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うちのカミさんがね・・

「うちのヨメって、韓流なんですよねえ・・」
「え?ヨメって言い方は関西だぞ。」
「そうなんですか?最近みんなヨメって言ってるような気がします。」
「・・関西芸人の影響かな?関東ならカミさんっていうのが正しいだろ。」
「うちのカミさん・・、なんか違和感です。」
「あの・・昔あったじゃん、海外の刑事ドラマで。なんだっけ?」
「・・・・コロンボ?」
と、久々に会った師匠との会話でいきなり出てきた刑事コロンボ。
そういえば、コロンボってどんな話だったっけ?と気になってしまい、TUTAYAにいって
借りてきてしまいました。

チョイスしたのは、1972年あたりの作品「パイルD3の壁」と「黒のエチュード」。
いや~70年代のアメリカって、マッスルカーがバリバリ走っててけっこうイケてる。
子供のころNHKで放送していたのを見ていて、いろいろ印象に残るシーンは覚えてい
るものの、話の内容は忘れてました。
「パイルD3の壁」はある建築会社に勤める建築家が、開発計画に異議を唱える経営者
を射殺して死体を隠してしまう事件。
そこにコロンボ登場、建設中のビルの基礎工事部に埋められた「パイル」が怪しいとにら
みます。「疑うのなら掘り返してみれば?」と自信満々の容疑者。
多額の費用をかけ、「パイルD3」を掘り返すコロンボ達・・はたして死体は埋まっているの
か?
「黒のエチュード」は有名なオーケストラ指揮者が、不倫相手を自殺に見せかけ完全犯罪
を成し遂げる事件。
コロンボは自殺した女性が、大事にしていたペットまで道連れにするのは不自然と感じ、
殺人事件として捜査開始します。容疑者として浮かぶオーケストラ指揮者・・でも彼には完
璧な(?)アリバイがあり、立件するのはかなり難しそう。
それでもコロンボの鋭い観察眼が、一発逆転の証拠をつかみます!

殺人事件の一部始終を先に試聴者にみせて、その後主人公が事件を紐解いて犯人を追い
詰めるシナリオは、今見てもなかなか面白く「古畑任三郎」が完全にこれをパクッていたこと
を改めて認識。
とぼけたコロンボのキャラクターも物語を面白くしているけど、このシリーズが一貫して描いて
いるブルジョア(エリート)VS庶民の構図が見る者を引きこむ重要な要因かなとも思えます。
ボロボロのコート&車がトレードマークのコロンボに対し、宮殿のような豪邸や高級外車を乗り
社会的なステータスを手にしている容疑者達。
鋭い観察眼と、並はずれた推理力を武器に現場を駆け回り、奢り高ぶった容疑者を打ち負か
すその爽快感。
コロンボを演じるピーター・フォークはこの時42歳。身なりはパッとしないものの、顔つきは鋭
くなかなかいい男。右目が偽眼のため、普通の役者では出せない「心情が読めない」表情を
時おり見せるのも独特。この人をコロンボに抜擢した人は、かなりの目利きですね。

ただ、科学捜査が発達した現代ではちょっと時代遅れな空気を感じるのも事実。
こんな事件、CSIマイアミのホレイショなら一日で解決しちゃうかも。
まあそもそも「刑事コロンボ」は刑事ドラマというよりも、心理劇がメインのサスペンスだと思う
ので捜査方法そのものはそんなに重要ではないのかもしれませんが・・。
状況証拠のみで自白強要みたいな事件もけっこう多いし。

そんなわけで、ちょっとハマってしまっている刑事コロンボ。
ちょっとづつ見返してみたいと思います~。
邦題がカッコいいんですよね、「祝砲の挽歌」とか「別れのワイン」とか。

そんな邦題ベスト1が「5時30分の目撃者」、理由は本編を見てみて。

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