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ハイキング 燕岳(北アルプス) [ハイキング]

今年の大きな目標としてきた北アルプスの燕岳。
ハイキングを始めたときから、憧れていた山の一つでした。
ブログに紹介した1月の大山、5月の明神が岳、7月の立山連峰、それだけでなく
燕岳にむけた体力作りとして陣馬山、仏果山、倉岳山、高尾山、滝子山など様々な
山にてトレーニングしていました。
なぜなら...燕岳は北アルプス三大急登がある山だからです。
準備万端でむかえた9月、我々は長野県の中房温泉にむけて出発しました。

北陸新幹線で長野まで移動したのち、在来線にて松本→穂高駅まで移動します。
そこから中房温泉まではバスかタクシーにて移動です。この日はちょうど良い
時間のバスがなかったので、タクシーにて移動しました。
こちらが中房温泉、日本秘湯を守る会の宿になります。
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この日はこちらで一泊、ゆっくり温泉に浸かって英気を養います。

次の日は朝5:30に登山口へ、誰もいないと思ったらなんと結構混雑していて
ビックリ。やはり人気の山なんですね。
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いざ、気合をいれてスタートです。
登山道には休憩所が5か所ほどあるのですが、登り始めから最初の休憩地
(第一ベンチ)まではかなりの急登。
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のっけから体力を奪われます。
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平らな道がありません、ずっと急な登りが続きます。
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木の根も多く、慎重に足を運ばないと滑ってしまう感じです。しかし道は
しっかり整備されえているので、比較的登りやすいです。
難なく第一ベンチを越えて第二ベンチで休憩。
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今回も嫁と叔母と義理の弟と4人で登ったのですが、一番元気なのは叔母でした。
一番年上ですが、やっぱり経験かなあ...。

そこから中間地点の合戦小屋をめざして突き進みます。
すこし傾斜がゆるくなり、歩きやすくなってきました。
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しかし、引き続き木の根に注意です。
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こちらは富士見ベンチ、遠くに富士山が見えます(かすかに)。
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ここからが正念場です、富士見ベンチを越えると北アルプス三大急登のエリアに
入ります。
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...じつは写真ほど急な感じはなく、やはり道が整備されているのでそれほど大変
ではありませんでした。かなり身構えて臨みましたが、足場をしっかり確保して
すすめば大丈夫ですよ。

そして、中間地点の合戦小屋に到着です。こちらは夏の季節にスイカを売っていて
それが名物になっています。
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もちろん、我々もいただきました!本当に美味しかったです~。
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合戦小屋までは中房温泉から、荷物を運ぶケーブルカーが運行していて(荷物運搬のみ)
たぶんあのスイカもケーブルカーで運ばれてるのでしょう。
スイカでエネルギー充填120%になり、頂上にむけて出発です。

合戦小屋から合戦尾根に向かう道で、かなり高度が上がってきた感じです。
この日は曇っていたのですが、雲海が下に見えるようになりました。
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そこからしばらく歩くと、視界にあの山が飛び込んできました。
とんがり頭の槍ヶ岳です。
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あんな山登れる人がいるのか...。凄い存在感でした。

合戦尾根を越えてしばらく進むと...
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鎖場が現れました、といってもこちらも道が整備されているので、慎重に進めば
大丈夫です。
そして長い階段を越えていくと、
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この日の宿泊場所、燕山荘が見えてきました。
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まだ遠いなー、なんて思ってヒイコラ登るとついに燕岳にむかう尾根道へ出ました。
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美しい燕岳の姿、これが北アルプスの女王と言われる山容です。
大きな花崗岩の奇岩に囲まれたその姿は、まるで他の惑星に迷い込んだような
不思議な雰囲気を醸し出しています。

反対側を見ると、先ほどの槍ヶ岳がはっきり見てきます。槍ヶ岳の左側は穂高岳に
なります。北アルプスオールスターですね。
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燕岳に向かう途中、サルの親子を見かけました。こんな高山でも生きていける
んですね。
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こちらが有名なイルカ岩。花崗岩が自然に風化してイルカのような姿になった
奇岩です。
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こちらはメガネ岩。以前は登れたそうですが、今は立ち入り禁止になっています。
ちょっと縦長のメガネですね~。
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先ほどの分岐から30分程度で頂上に到着です。標高2,763m、念願の燕岳を登頂いたし
ました。いやー、頂上からの眺めは最高です。
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遠くに7月に登った立山連峰が見えます。
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こちらは槍ヶ岳と穂高岳。
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そして鷲羽岳、水晶岳と北アルプスの山々がすべて見渡せます。
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この日の天気予報は曇りとのことだったので、景色は諦めてましたが登ってみれば
かなりの晴天。気温も高すぎず、最高の登山日和になりました。
燕岳を下って、今夜のお宿燕山荘に向かいます。
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こちらが燕山荘。とてもきれいな山小屋で、スタッフの対応もよくかなりオススメの
山小屋です。食事も美味しいですし、カフェでは生ビールも頂けます。
ケーキなどのデザートも豊富で、女子人気が高いのも納得。
また、燕山荘オリジナルのTシャツや手ぬぐいも、デザインが秀逸で購買欲をそそら
れます。
https://www.enzanso.co.jp/enzanso/goods

そして夕食後の夕日に染まる山々。
こちらは荘厳な雰囲気の槍ヶ岳。ここから縦走できるコースがあるのですが、とても
遠くて自分の体力では難しそうです。
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こちらは燕岳、夕日だとより幻想的な感じになりますね。
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というわけで、念願の北アルプス燕岳を登頂出来ました。
ハイキングを初めて5年、頂上からの眺めはちょっと感慨深いものがありました。

下山後は登山口近くの有明荘に宿泊。広い露天風呂があり、おススメの宿です。

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コメント 6

conta

燕岳登頂おめでとうございます。好天に恵まれて良かったですね、急坂の木の根の張り出しも迫力あります。それと比較すると立派な山小屋が平地に建っているようで不思議な感じがします。
by conta (2019-09-21 07:13) 

robert

conta様 NICE&コメントありがとうございます!
本当に素晴らしい天気に恵まれラッキーでした。そして北アルプス三大急登は、登りごたえがありいい経験でした。燕山荘は尾根にある山小屋にしては規模が大きく、確かにアンバランス感がありますね。
by robert (2019-10-01 19:03) 

robert

soramoyou様 NICE!ありがとうございます♪
燕山荘のTシャツと手ぬぐいを買ってしまいました。なかなかデザインも品質も良く、山以外でも使えそうです。山小屋によっては山以外で着れないデザインが多い中、燕山荘はイケてます。
by robert (2019-10-01 19:07) 

robert

@ミック様 NICE!ありがとうございます♪
合戦小屋の名物スイカは、夏の期間のみ販売されていて6月下旬から9月中旬まで販売しています。スイカは松本産のもので、とてもみずみずしく甘い最高の味なんですよ。
by robert (2019-10-01 21:09) 

robert

鉄腕原子様 NICE!ありがとうございます!
燕岳の名物「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサは、残念ながら9月中旬には殆ど咲いていなかったです。夏の時期の花とのことなので7月か8月あたりだとその優雅な姿に出会えるようです。

by robert (2019-10-01 21:14) 

robert

coregar様 NICE!ありがとうございます♪
燕山荘の夕食時には、オーナーが奏でるアルプホルンの演奏がありました。初めて聞いたアルプホルンは魂に響く深い音色が特徴で、しばし聞き入ってしまいました。

by robert (2019-10-01 21:24) 

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